日別アーカイブ: 2012/09/18

「ドクタービジット」福島 飯舘中学校にて

 先日朝日新聞に 『放射線 ただしい知識が味方』という記事が載りました。

朝日新聞社と日本対がん協会が主催する子ども向けの授業で福島県飯舘村の子どもたちを対象とした東大准教授中川恵一医師からの放射線(放射能)教育についての記事。

村の教育委員会が2学期から取り組む特別授業だそうで、放射線教育の皮切りとなるものでした。

飯館中学校(飯野町に仮設校舎がありそこに生徒が通っている)の生徒に向けての話しの内容は、福島の放射線量は低く、海藻を食べていたのでヨウ素はあまり取り込まれなかった。「福島でガンが増える理由はない」ので、誤解をさせる悪い大人にだまされないようにというお話。

被爆は100ミリ以下は危険でないとか、まるで放射性物質が飛ばなかったかの様なトークでした。
福島県民の99%が10ミリ以下、6割は1ミリ以下の被爆量で「世界的に見ると決して被曝量が高いわけではない」とも発言。

原発事故など思い違いだったのかもしれないと思わせるような内容。ではなぜ 飯館の子供たちは、今、飯館に住めなく、別の町の飯野町の校舎に通っているのか、なぜ現在、別の場所にいなければいけないのかについては説明はありませんでした。

子どもにとっての安全な数値は10ミリ以下だといいながら、文科省が20ミリ基準をうち出したことをいいことに、100ミリ以上は危険だが20ミリまでは安心だと言っています。

御用学者として高名な学者先生がよりによって飯館の子どもを教化するために来てしまったことは悲劇ともいいかねません。
むやにみ怖がらせてはいけないことはわかります。安心させることは必要だとしても 真実を伝えることができないのは日本の悲劇といえるのではないでしょうか?

生徒に意見をたずねると「安心して生活しても大丈夫ということを学べた」との感想も。
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講師のスピーチは 福島のお母さん達からも大ブーイングだったようです。福島のお母さん達の情報によると ドクタービジットの初回は9月7日だったとのことです。

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